◇2018/5/11 平成30年3月定例会(3月7日)一般質問 「空き家等の現状と対策」、「健康長寿に関する施策」について

 

こんにちは、高田ひろきです!

 

3月定例会の議事録が越前町のウェブサイトに公開されています。

 

私の一般質問箇所(一部改行等を行っています)を以下に転載しました。

 

テーマは、「空き家等の現状と対策」「健康長寿に関する施策」についての2題でした。

 

3月定例会から一般質問が一括方式(従来)と一問一答方式(新採用)の選択制になりました。

 

私は、一問一答方式で質問しました。はじめてのこともあり、かなりの早口になりました。

緊張感が行間から伝われば幸いです。

 



平成30年3月定例会(3月7日)一般質問 「空き家等の現状と対策」「健康長寿に関する施策」について

 

 

○議長(北島忠幸君)

休憩前に引き続き、会議を開きます。一般質問を続けます。次から一問一答方式での質問を行います。質問に対する答弁は、全て自席で行っていただきます。

1番、髙田浩樹君。髙田浩樹君。

 

1番(髙田浩樹君)登壇

 

○1番(髙田浩樹君)

議長のお許しをいただきましたので、通告書に基づき一般質問をさせていただきます。

 

まずもって先般の豪雪の際、被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。また、地域住民の皆様、町の職員の皆様、事業所の皆様におかれましては、豪雪により昼夜を問わず大変ご苦労されたことに敬意と感謝の念にたえません。また、町におきましては、引き続き住民の方々が少しでも早く安心・安全な生活が送れるよう、できる限りの対応をお願い申し上げます。

 

 

「空き家等の現状と対策」

 

それでは、空き家等の現状と対策について質問をさせていただきます。

 

平成26年11月に、「空家等対策の推進に関する特別措置法」(通称:空家特措法)が公布され、平成27年5月に完全施行されました。

空家特措法の目的に、地域住民の生命、身体または財産の保護、生活環境の保全、空き家等の活用促進、施策の総合的かつ計画的な推進、公共の福祉の増進と地域振興の寄与があります。

 

この目的を果たすため、同法では市町村の責務、基本方針、立入調査、所有者に関する情報の利用、データベースの整備、特定空き家等に関する措置などについて記されていますが、市町村が行う具体的な施策までは定められておりません。そこで、市町村が定める条例や、空き家等対策計画などが重要になります。

 

空家特措法の施行状況等について、平成29年10月1日時点での国土交通省、総務省の調査によりますと、福井県内で計画策定済みの自治体が7市町、法定協議会設置済みが9市町、これは全国単位になるのですが、条例施行中は525市区町村、その条例に緊急安全措置の規定があるのは297市区町村であり、いずれも越前町が含まれております。

 

また、町では空き家の利活用や除却のための支援事業などもあり、県内においても、全国的に見ても施策を展開していく上で、体制が整っている状況にあると言えます。

 

そこで、越前町の空き家等の現状と実際の施策の展開について伺っていきたいと思います。

 

最初に、町での空家特措法で定める空き家の総数と特定空き家の数について伺います。

 

○議長(北島忠幸君)建設理事。

 

○建設理事(加藤昭宏君)

髙田議員のご質問の空家等対策の推進に関する特別措置法で定める空き家の総数と、特定空き家の数についてお答えいたします。

 

平成27年5月の空家等対策の推進に関する特別措置法で定められました空き家は、平成30年2月末現在757件あり、うち特定空き家として17件が認定されております。

 

特定空き家の除却については、安心で潤いのあるまちづくり事業で町が除却したものが5件、除却支援事業補助金を活用して個人で除却したものが1件、越前焼活性化対策事業で除却したものが1件、並びに略式代執行にて除却したものが1件あり、合計8件の除却完了となっております。

 

○議長(北島忠幸君)髙田君。

 

○1番(髙田浩樹君)

ありがとうございました。

今、空き家の特定空き家が17と、そのうち9棟ですかね、除却済んでいると。その除却の細かい方法等ご答弁いただきましたが、除却できていない特定空き家もあるかと思いますが、その除却が滞っている理由についてご答弁お願いします。

 

○議長(北島忠幸君)建設理事。

 

○建設理事(加藤昭宏君)

除却が滞っている理由なんですけれども、やっぱり相続関係がうまくいっていないことが一番の理由と考えております。

 

○議長(北島忠幸君)髙田君。

 

○1番(髙田浩樹君)

難しい問題だと思いますが、今後も特定空き家は増えていく傾向にあることは確かだと思いますし、また、同様のケース、さらに困難なケースも出てくると考えますので、今後も施策の研究、また問題解決に向けての取り組みを進めていただくようお願いいたします。

 

次ですけれども、これまでに空き家に関する地域住民の苦情などにどのようなものがあったのか、また、小火や住居侵入、犯罪にかかわる使用などの事案等についてどのようなものがあったかお伺いします。

 

○議長(北島忠幸君)建設理事。

 

○建設理事(加藤昭宏君)

今ほどのご質問ですが、まず、空き家に関する住民からの苦情についてですが、平成28年度、29年度で町に寄せられたものは30件ございました。主な内容としましては、樹木、雑草の繁茂が7件、瓦の剥離が5件、老朽化による危険が4件、あと動物のすみつきで不衛生、窓ガラスの破損などとなってございます。

 

苦情への対応としましては、まず担当者が現地確認を行います。次に、所有者を調査しまして、文書、または電話による通知を行っています。

次に、小火や住居侵入、犯罪での使用などの情報は得ておりません。

 

○議長(北島忠幸君)髙田君。

 

○1番(髙田浩樹君)

今お聞きしたところによりますと、火災、犯罪の事案は、目立った事案はなかったということでありますけれども、そういった今対策もお聞きしましたけれども、全ての対策がちゃんとなされているのかどうか、もしできていないのであれば、その理由についてお伺いします。

 

○議長(北島忠幸君)建設理事。

 

○建設理事(加藤昭宏君)

越前町は広く、なかなか職員が完全に家を点検して歩くことは非常に難しいと思っておりますけれども、区長さん方を通じまして、情報を得ながら、点検強化を図ってまいりたいと思っております。

以上でございます。

 

○議長(北島忠幸君)髙田君。

 

○1番(髙田浩樹君)

ありがとうございました。

先月埼玉県の熊谷市の市役所の近くでの住宅密集地で、木造平屋の空き家や飲食店など11棟が焼けた大きな火災がありました。

また、先ほどの苦情等のこともありますので、また引き続き関係機関と連携し、また、防災・防犯に努めていただくようお願いします。

 

次ですが、先般の豪雪により、倒壊などした空き家の数と対応について伺います。

 

○議長(北島忠幸君)建設理事。

 

○建設理事(加藤昭宏君)

豪雪により倒壊などした空き家の数と対応についてでございますが、2月の大雪による被害で倒壊した空き家は3件確認しております。

 

対応としましては、まず担当者が現地確認を行います。次に、所有者の方で近隣にお住いの方には現地を確認していただき、早急な対応をお願いしております。

また、遠方の方に対しましては、文書または電話による連絡を行っております。以上でございます。

 

○議長(北島忠幸君)髙田君。

 

○1番(髙田浩樹君)

先般の豪雪のような自然災害があると、空き家の問題というのは顕在化していくと考えます。

そのような事態になる前、もっともっと前の段階になるんですけれども、空き家化を防ぐような取り組みが重要であると考えますが、そこで空き家化の予防に関する施策について伺います。

 

○議長(北島忠幸君)建設理事。

 

○建設理事(加藤昭宏君)

空き家化の予防に関する施策につきましては、空き家化の予防、住まいの適正管理に向けた意識啓発活動を行いまして、各種団体や専門家と連携した相談会を年2回開催、予防に関するパンフレットの作成、町のホームページや広報誌への掲載並びに空き家セミナーを年1回実施しております。以上でございます。

 

○議長(北島忠幸君)髙田君。

 

○1番(髙田浩樹君)

ありがとうございます。パンフレットによる啓発活動のお話がただいま出てきましたけれども、町のパンフレットがあるんですけれども、ほかのちょっと市町のパンフレットも集めてきたんですが、何をもってよいとするのかというのはあるかと思うんですけれども、僕はこの中でやっぱり町のパンフレットが一番わかりやすく丁寧ではないかなと個人的には思っております。よくできていると思っております。

こういうパンフレットが、やっぱり必要な人たちにしっかりちゃんと届いていくよう、また努めていただきたいと思います。

 

次に、空き家の実態把握などに関する取り組みについて伺います。

 

○議長(北島忠幸君)建設理事。

 

○建設理事(加藤昭宏君)

空き家化の実態調査については、国が5年ごとに調査、公表を行う住宅土地統計調査の結果を踏まえ、おおむね5年ごとに本町においても実態調査を実施することとしております。

前回調査は、平成26年度に町内の全ての区長さんにご協力をいただき、空き家の所有者や管理者、並びに建物の目視による老朽状況なども調査を行いました。

 

この調査結果を空き家カルテとして作成し、町と区に1冊ずつ保管し、情報の共有化を図っております。

この空き家カルテは、毎年一度、区長会において更新をお願いしているところです。

また、この情報については、町でデータベース化し、管理しております。

以上でございます。

 

○議長(北島忠幸君)髙田君。

 

○1番(髙田浩樹君)

ただいまの話によりますと、5年に1回実態調査をしていると、また、それらを一元的に管理してデータベース化しているということの話だと思うんですけれども、また、この実態調査の頻度ですね、5年に1回、これで今のところは恐らくは何ともなっていない、調査の把握ができているということなんだとは思うんですけれども、また、今後急激に実態把握がちょっとできないくらいに増える可能性もないとは言えないので、また、状況に応じた柔軟な対応をお願いしたいと思います。

 

このことについて、建設理事、何かご見解があればお願いします。

 

○議長(北島忠幸君)建設理事。

 

○建設理事(加藤昭宏君)

計画の中では、おおむね5年ごとに実施することとしておりますが、毎年区長さん方に更新をお願いしておりますことから、現状に即した情報になっておりますが、今後大幅な社会情勢等の変化がございましたら、必要に応じて検討してまいりたいと思っております。

 

○議長(北島忠幸君)髙田君。

 

○1番(髙田浩樹君)ただいまの答弁で区から、区長から随時情報が入ってきて、それをその5年に1回のとあわせてデータベース化しているということでありましたので、それで把握できているということなんだと思うんですけれども。

 

次ですが、冒頭でも述べました空家特措法の目的に空き家等の活用促進、公共の福祉の増進と地域基本の寄与がありますが、そこで町での空き家の利活用の現状について伺います。

 

○議長(北島忠幸君)建設理事。

 

○建設理事(加藤昭宏君)

空き家の利活用の現状についてでございますが、住まいは、人が住まなくなりますと急速に老朽化が進んでまいります。

できるだけ使用することで老朽化を防ぎ、有効に活用することを推進するため、町では空き家の所有者に対しサポート並びに支援を行っております。

 

支援制度につきまして、主なものをご説明いたします。

 

1つ目に、空き家住まい支援事業でございます。空き家を購入、または賃借した子育て世帯やUIターンする若者に空き家を賃貸する所有者に対して、購入やリフォーム費用の一部を補助いたします。

平成29年度実績で、購入が3件、リフォームが4件ありました。

 

2つ目に、空き家等地域貢献活用支援事業でございます。NPO法人、または地域自治組織などの団体が空き家を利用し、地域貢献活動するためにリフォームする費用の一部を補助します。平成29年度の実績はございませんでしたが、相談は2件ございました。

 

3つ目に、空き家等新規創業支援事業でございます。地域活性化を図ることを目的に、新規創業する個人または法人に対し、購入やリフォーム費用の一部を補助します。

平成29年度で1件ございました。

 

4つ目に、空き家等片づけ支援事業でございます。空き家に残されました家財道具の片づけ費用の一部を補助いたします。平成29年度は1件ございました。

 

ただいま説明いたしました4つの補助事業については、町の空き家情報バンクに登録されている物件が条件となります。

 

次に、空き家情報バンクについて説明いたします。空き家を売却、賃貸したい人と居住するために購入、賃借したい人とのマッチングを図るための制度で、町のホームページで公開をしております。

以上でございます。

 

○議長(北島忠幸君)髙田君。

 

○1番(髙田浩樹君)

ありがとうございました。

今の地域貢献活用支援事業などの空き家がそういったものの対象になるのかどうかちょっとわからないんですけれども、ちょうど越前町第二次総合振興計画の総合的な空き家対策の推進の目標指標の中に、この地域活動に資する空き家改修数というのがありまして、これが、目標値が平成31年で8件。平成37年で20件という目標値になっております。

 

この地域活動に資する空き家とは何なのか、また、現在の進捗状況についてお伺いします。

 

○議長(北島忠幸君)建設理事。

 

○建設理事(加藤昭宏君)

地域活動としましては、先ほど説明いたしました空き家等地域貢献活用支援事業と空き家等新規創業支援事業の2つがございます。

この補助制度は、平成29年度の6月補正予算で新規事業として計上いたしましたが、住民の方への周知期間や方法が十分ではなかったと思われます。

空き家の利活用につきましては、今後も引き続き取り組んでまいりたいと思っておりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。

 

○議長(北島忠幸君)髙田君。

 

○1番(髙田浩樹君)

また、今後地域での需要とまた適正が見込めるようであれば、また町からの働きかけも含め、この地域活動に資する空き家改修についてまた前向きに検討していただけるようお願いいたします。

 

先ほどのご答弁の中に、空き家バンクの話がありましたが、ちょうどこの間3月2日の福井新聞に、県のふくい空き家情報バンクに登録された物件のうち6割強に当たる1,041戸の売買などの契約が、今年1月末までに成約したとありました。

 

この中には、越前町の空き家の売買等も含まれていると考えられますが、その実績について伺います。

 

○議長(北島忠幸君)建設理事。

 

○建設理事(加藤昭宏君)

空き家バンクの実績といたしましては、平成18年度から現在までの実績としまして、登録では売買が30件、賃貸が12件、両方が6件の計48件、うち成約は売買が14件、賃貸が7件の計21件で、成立した割合としましては44%でございます。

 

町としましては、この空き家バンク制度は、利活用することで老朽空き家の増加をストップさせる有効な対策と位置づけており、広報誌やホームページなどでの周知を図ってまいりたいと考えております。

 

○議長(北島忠幸君)髙田君。

 

○1番(髙田浩樹君)

ありがとうございます。

町のホームページにある空き家情報バンク、見させていただきました、に登録されている物件を閲覧しましたが、外観の写真とか間取り、登録カードにはとても詳しい内容が詳細に載っていました。

また、県のふくい空き家情報バンクからは「SUMOSSE!」の「住まいを探す」というところにリンクが張られていまして、こちらもまた見やすく、こちら分譲地のほうも一緒に載っているんですけれども、補助制度の案内などもあって、充実した内容だと思います。

 

また、ご答弁にありましたように、本当に空き家の情報バンクへの登録は、マッチング等々有効だと思いますので、引き続き推進のほうよろしくお願いします。

 

最後に、空き家等の対策の方向性について町長に所見を伺います。

 

○議長(北島忠幸君)町長。

 

○町長(内藤俊三君)

本町においては、現在757件の空き家が存在し、今後人口減少や高齢化、核家族化が進展する中で、空き家数が急激に増加することが予想されます。

また、地区によって空き家の発生状況や発生予測が異なるため、各地区の実情に応じて対策を進めていく必要があります。

 

本町では、空き家等対策の推進に関する特別措置法が施行される以前から、越前地区において安心で潤いのあるまちづくり事業による老朽空き家の除却、跡地利用について、行政と地域、関係機関が連携しながら取り組んでまいりました。

 

今後さらなる人口減少、高齢化、これに伴う地域コミュニティーの衰退が予想されます。町では、老朽空き家の増加に歯止めをかけ、地域住民の安全で安心な生活環境を守るため、予防、利活用、管理不全空き家対策について利活用の支援制度の充実や住民への意識啓発活動を通じ、重点的に対策を進めてまいる所存でありますので、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げ、答弁といたします。

 

○議長(北島忠幸君)髙田君。

 

○1番(髙田浩樹君)

ご答弁ありがとうございました。

また、今後の空き家の数ですが、新設住宅着工戸数や減失戸数の推移、住宅需要の減少、高齢者世帯数の増加などさまざまな指標を見ると、空き家のさらなる増加が示唆されていると思います。

 

空き家の放置で起こり得るトラブルには、倒壊、破損、散乱、火災、犯罪の誘発、衛生の悪化、景観上の問題などがあります。また、地域活性における活性化の低下ということもあるかと思います。

また、先般の豪雪のように、自然災害があれば、差し迫った問題として直ちに顕在化します。

 

空き家対策に関し、本町はほかの自治体より進んでいる部分が多くありますが、今後も歩みを緩めることなく推進していただくようよろしくお願いいたします。

 

 

「健康長寿に関する施策」

 

次は、健康長寿に関する施策についての質問に移らせていただきます。

 

厚生労働省の発表によりますと、平成28年の日本人の平均寿命は、男性で80.98歳、女性で87.14歳であり、男性は5年連続、女性は4年連続で過去最高を更新しております。

 

近年この平均寿命とともに重視されているのが健康寿命であり、これは日常的、継続的な医療、介護に依存しないで、自立した生活ができる生存期間をあらわしています。

 

政府の健康寿命の延伸に向けた取り組みには、日本最高戦略における2020年までに健康寿命を1歳以上延伸や、健康医療戦略での基本理念の1つとして健康長寿社会の実現などがあります。

また、平成26年版厚生労働省白書では、テーマとして健康長寿社会の実現に向けて健康予防元年としてあげています。

 

この健康長寿に関し、現行で特に重要かつ具体的な施策につながるものとして、健康日本21(第二次)があります。

 

健康維持と現代病予防を目的として制定された健康増進法の第7条、国民健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な方針については、厚生労働大臣が定めるものとなっております。

現行では、この健康日本21(第二次)が盛り込まれています。健康日本21(第二次)は、平成25年度から10年間の計画であり、健康増進に関する5つの基本的な方向、53項目にわたる具体的な目標、自治体の健康増進計画の策定に関する基本的な事項などについて定められていることから、本町の健康長寿の施策と通底している部分が多くあると考えます。

 

平均寿命の延び以上に健康寿命が延びていくことで、結果的に医療費や介護費の抑制につながると言われていますが、何より健康は人間の生活や豊かさの基盤であり、健康で長生きは多くの人々の共通の願いであると考えます。

 

そこで町の健康長寿の施策について伺っていきたいと思います。最初に、町での近年の平均寿命、健康寿命の推移について伺います。

 

○議長(北島忠幸君)民生理事。

 

○民生理事(武藤幹雄君)

それでは、町の平均寿命と健康寿命についてお答えをいたします。

お答えにつきましては、県から提供いただきましたデータでお答えをさせていただきます。

越前町の直近3カ年の平均寿命につきましては、男性が平成26年で79.89歳、平成27年で79.78歳、平成28年で80.08歳です。

女性につきましては、平成26年が87.07歳、平成27年で87.12歳、平成28年で87.45歳です。

 

次に、直近3カ年の健康寿命でございますけれども、男性につきましては、平成26年78.47歳、平成27年78.36歳、平成28年78.67歳、女性につきましては、平成26年83.93歳、平成27年で84.22歳、平成28年で84.45歳です。以上でございます。

 

○議長(北島忠幸君)髙田君。

 

○1番(髙田浩樹君)

ありがとうございます。私がちょっと直近と言ったので、ここ3年のデータをいただいたと思うんですけれども、もしおわかりのようでしたら、ちょっと10年くらい前のデータがありましたらそれと比較したいので、そのデータを教えていただければと思います。

 

○議長(北島忠幸君)民生理事。

 

○民生理事(武藤幹雄君)

お答えいたします。それでは、平成18年のデータをお答えをさせていただきます。

 

男性では、平均寿命が78.26歳、健康寿命が77.01歳です。

女性につきましては、平均寿命が84.84歳、健康寿命は81.90歳でございます。以上でございます。

 

○議長(北島忠幸君)髙田君。

 

○1番(髙田浩樹君)

ありがとうございます。

先ほどの平成28年度と比較しますと、男性の健康寿命がここ10年で1.66ぐらい、女性で2.55ほど町において延びているということであります。

こういった指標はとても重要だと考えますので、また今後有効に活用していただくようよろしくお願いします。

 

次に移ります。健康寿命の延伸には、疾病などの予防が重要だと考えますが、第二次越前町総合振興計画の保健事業の推進における施策の展開、方針には健康管理体制を充実するがあり、そこに疾病予防、早期発見、早期治療について記されています。

 

そして、越前町健康増進計画第二次の基本的な方向の一つとして、主要な生活習慣病の発症予防と重症化予防というものがありますが、これに関する取り組みについてお聞かせください。

 

○議長(北島忠幸君)民生理事。

 

○民生理事(武藤幹雄君)

それでは、町におきます主要な生活習慣病の発症予防と重症化予防についてお答え申し上げます。

主要な生活習慣病には、ご承知でございますけれども、高血圧、それから糖尿病、血液中のコレステロール値や中性脂肪が多い脂質異常症、それにがんがございます。

生活習慣病につきましては、自覚症状がない上、放置しておきますと重症化していくというおそれがございます。

 

発症予防につきましては、1点目、栄養、運動、喫煙、飲酒、睡眠などの生活習慣の改善、2つ目では、運動や体操などの健康づくり活動の実践、3つ目には健診を受診し、自分の体の状況を確認することで、生活習慣改善の動機づけをしていただきたいということです。

 

次に、がん検診やがん検診による精密検査の受診の勧奨などに取り組んでおります。

また、生活習慣病が重症化いたしますと、これを放置すると脳梗塞、それから心筋梗塞などの危険因子となる高血圧、それから心筋梗塞や脳卒中の危険性が増加し、人工透析の最大の原因疾患となる糖尿病、脂質異常症、狭心症や心筋梗塞の症状が出現をいたします。

このため、重症化予防には特定健診の必須検査項目に総コレステロール検査、心電図、眼底検査、腎機能検査を加えて町では実施をしております。

 

次に、健診結果をもとに保健指導が必要な人には、保健師、栄養士が食生活、運動、喫煙、飲酒、睡眠などの生活習慣改善に関する個別相談、病院での受診が必要な人には、医療機関と連携をいたしまして受診を勧奨、胃がん検診での胃カメラ、検査対象者の拡大による胃がんの原因菌でありますピロリ菌抗体検査を実施というような取り組みをしております。

以上でございます。

 

○議長(北島忠幸君)髙田君。

 

○1番(髙田浩樹君)

ありがとうございます。

健康増進計画における平成29年度での中間評価の資料あるんですけれども、資料によりますと、生活習慣病の発症予防と重症化予防、これのがん検診の受診率の向上というところがあるんですけれども、この中で一部のがん検診の受診率の低下が見られております。

 

予防のための検診の場合、大体皆さん、そのときは健康なので健康上何か差し迫った状態ではないと、そういった状態であることも多いですし、検診そのもの自体が心理的、また身体的に負担があるものでありますし、またいろんな諸事情からなかなか検診に足が向かないということも理解はできますが、また、これまで先ほどご答弁にあったように、町が検診の勧奨にすごく努めてきたというのは承知しております。

ただ勧奨、勧奨も大事ですけれども、健康で長生きするためになぜ検診が大事なのか、そういった必要性についてもっともっと訴求していくような活動が必要だと考えますが、その点に関してご見解があれば、民生理事、お願いします。

 

○議長(北島忠幸君)民生理事。

 

○民生理事(武藤幹雄君)

議員様よりご指摘ございましたように、検診の受診勧奨には我々としてはしっかりと取り組んでいるところでございますが、やはり検診がなぜ必要なのかということで、町民の皆様にご理解、理解を深めていただくことも非常に重要かと思いますので、受診勧奨とあわせてしっかりと取り組んでまいりたいと思います。

以上でございます。

 

○議長(北島忠幸君)髙田君。

 

○1番(髙田浩樹君)

ありがとうございます。

次ですが、健康を支え守るための社会環境の整備と取り組みについて伺っていきたいと思います。お願いします。

 

○議長(北島忠幸君)民生理事。

 

○民生理事(武藤幹雄君)

それでは、ご質問の健康を支え守るための社会環境の整備についてお答えをさせていただきます。

 

越前町の健康づくりの指針につきましては、第二次の越前町総合振興計画で、基本目標といたしまして誰もが健康で暮らしやすさを実感できるまちづくりを掲げております。

 

また、平成27年から平成34年までの8年間を計画期間といたしまして策定をしております第二次の越前町健康増進計画におきましては、基本目標を健康寿命の延伸と健康格差の縮小としまして、この基本目標を達成するための基本的な方向の一つに、健康を支え守るための社会環境の整備を挙げているというところでございます。

 

この基本的な方向につきましては、一人一人の自主的主体的な健康づくりの取り組みに対する支援だけではなく、社会全体で健康づくりに取り組む必要があるとさせていただきまして、企業、関係機関、団体などとの連携などにより、町民の健康づくりの機運を高め、社会全体で健康づくりを推進する環境の整備に取り組むとしているところでございます。

 

具体的にでございますけれども、人とのつながりを通じた健康づくりが大切であるというふうに考えておりますので、現在、健康づくりポイント事業、いわゆるえちぜん健康チャレンジ、それから健康づくりの出前講座、もう一つは団体、職場との連携、この3つに重点的に取り組みをさせていただいております。

 

健康づくりポイント事業は、健診の受診とか30日間の健康づくりを実践して、また、健康講座へ受講などでポイントを付与しまして、ポイントがたまると、商品券とか健診の受診券と交換できるということで、気軽で身軽に健康づくりに取り組んでいただけるものということで実施をさせていただいております。

 

健康づくりの出前講座につきましては、地域ぐるみの健康づくりを目的に、各地区、各種団体の集まりの場に、保健師や栄養士が直接出向き、健康講座を開催する健康づくりを支援する活動でございます。団体、職場との連携につきましては、町内の事業所と連携した健康づくりの取り組みに向けて、事業所との意見交換、事業所の健康づくりポイント事業の参加の勧奨、それから出前講座の実施を行っているところでございます。

以上でございます。

 

○議長(北島忠幸君)髙田君。

 

○1番(髙田浩樹君)

ありがとうございました。

今ちょうど健康増進計画第二次の基本的な方向として挙げられていたので、この件についてお聞きしましたが、ちょっとこの範疇ではちょっとないのかもしれないんですけれども、今のご答弁いただいた内容だと思うんですけれども、ちょっと話がそれるんですけれども、前にちらっと聞いた話で、高齢者の方に大事なのが、「きょういく」と「きょうよう」、平仮名でも片仮名でもいいんですけれども、そういった話を聞いたことがありました。

どういう意味かというと、「今日行く」ところがある「きょういく」、「今日用」事がある「きょうよう」という意味で、こういったことが高齢者の方の生活において重要だということを聞いたことがあります。

特に認知症予防とか、そういった点で重要なことだということで、語呂合わせなんでしょうけれども、そういった話は聞いたことがあります。それでも、まさにそのとおりだと思います。

 

また、地域での生活の中で、そういった高齢者が活躍する場、また、行くところがある場、そういったことをまた推進していただきたいと、また介護保険事業計画、高齢者福祉計画などの施策もあると思いますので、それらとまたあわせて総合的に推進していただくようお願いしたいと思います。

このことについてご見解があれば、民生理事、お願いします。

 

○議長(北島忠幸君)民生理事。

 

○民生理事(武藤幹雄君)

髙田議員様からご指摘いただきましたように、高齢者の方につきましては、いわゆる閉じこもりではなくて、できるだけ地域に出ていただいて、体を動かして、元気に活躍していただくということが、いわゆる介護予防にとっても非常に大切かと思いますので、今後も町としましては、高齢者の活躍する場とか、活動する場を設けるなどに取り組みを進めさせていただきたいと思います。

以上でございます。

 

○議長(北島忠幸君)髙田君。

 

○1番(髙田浩樹君)

次の質問に移ります。

ロコモティブシンドロームについてですが、これは運動器症候群のことで、略してロコモと呼ばれているものです。

ロコモは、運動器の障害により立つ、歩くなどの移動機能が低下し、介護が必要となる危険性が高い状態を言います。

 

対策としては、適切な運動などがあります。少し古いデータなんですけれども、平成19年の我が国における危険因子に関連する非感染症疾患と外因による死亡数では、喫煙、高血圧について運動不足が原因で亡くなっており、その数は毎年5万人にも及ぶと報告がありました。

したがって、ロコモは健康寿命や介護予防に関して重要な概念と言えるかと思います。

 

冒頭で述べた健康日本21(第二次)の53項目の具体的な目標の1つに、ロコモティブシンドロームを認知している国民の割合の増加があり、全国では平成24年において参考値で17.3%であった認知度を平成34年度には80%まで引き上げることを目標に掲げております。

 

少し話はそれますが、内臓脂肪症候群であるメタボリックシンドローム、略してメタボというものなんですけれども、この概念は割と普及しておりまして、結果的にその概念が普及したおかげで一人一人がメタボを意識して、主体的な健康管理が促進されている状況にあると思います。

 

ロコモの認知度向上も、これと同様の狙いがあると考えられますが、そこで、ロコモに関する認知度向上のための本町での取り組みについて伺います。

 

○議長(北島忠幸君)民生理事。

 

○民生理事(武藤幹雄君)

それでは、ロコモに対します認知度向上のための取り組みについてお答えをいたします。

 

議員様からもご案内ございましたように、ロコモティブシンドローム、いわゆるロコモにつきましては、運動器の衰えによりまして、日常生活の立つとか歩くなどの動作が困難になるという状況です。

ロコモを予防するためには、若いときから骨、筋肉、関節などの体を動かすための器官が衰えないように、日常生活で体を動かすことや運動することが大切であると言われております。

 

ロコモの認知度向上のために、現在まで町で取り組んでいることにつきましては、次の3つでございます。

1つ目には、平成28年に丹生郡医師会と越前町の主催で、健康フェアのときにロコモを知って元気で長生きをテーマに健康講座を開催しまして、啓発を行いました。

2つ目には、健康フェアで参加者の体力測定と改善のための助言を行い、町民の方々へのロコモの意識づけとロコモ対策の普及を行ってきました。

3つ目には、介護予防のためのつるかめ体操の中で、ロコモにならないようにストレッチ体操や筋力アップ体操を行っております。

 

高齢者では、ロコモと類似する言葉でフレイルと言われる、高齢になって筋力や活力が衰えた状態にならないように介護予防の一つとして本年度からフレイル予防事業を実施してまいりたいというふうに、今考えております。

 

そこで、ロコモに関する認知度を向上させるために、今後次の3つのことに取り組みたいと考えております。

1つ目には、健康づくり出前講座にメニューに入れて、ロコモの普及啓発を図るということです。

2つ目には、健康フェアでロコモ予防のコーナーをつくり、ロコモを啓発し理解を深めていただくということです。

3つ目には、介護予防教室で高齢者を対象にフレイルチェックを行い、運動器の測定がロコモ対策に必要であるということをまず知っていただきたいということです。

以上のような取り組みにより、若い方から高齢の方までロコモに関する認知度を向上させて、いわゆる延ばそう健康寿命を目標にロコモの予防に努めてまいりたいと考えております。

以上でございます。

 

○議長(北島忠幸君)髙田君。

 

○1番(髙田浩樹君)

ロコモの認知度についての全国での調査では、参考値で直近で平成28年に47.3%との報告がありました。

ただ、私の個人的な調査で周りに聞いている分には、そこまで認知度もないと、そんな40も半分知っている、認知している印象もないというのが、実際の私の印象です。

また、ロコモの概念が普及していくことで、住民の一人一人適切な運動などが進んでいくことと考えられますし、この第二次越前町総合振興計画の目標指数の一つの中に、運動習慣の増加というのもありますので、これらもあわせてまたロコモの普及、それによる健康寿命の延伸、介護予防などの対策を進めていただきたいと思います。

 

次ですが、先ほどからも何度か出てきました健康フェアと健康チャレンジのことなんですけれども、この健康フェアの参加者数の推移と、本年度からスタートしたえちぜん健康チャレンジの参加状況について伺います。

 

○議長(北島忠幸君)民生理事。

 

○民生理事(武藤幹雄君)

それでは、健康フェアの参加者の推移とえちぜん健康チャレンジの参加状況についてお答えを申し上げます。

 

健康フェアにつきましては、町民一人一人が健康について関心と理解を深めていただき、健やかに暮らすことのできる越前町を目指して、毎年秋に開催をしております。赤ちゃんからお年寄りまで幅広い年齢層を対象としまして、キッズコーナー、虫歯予防フッ素塗布、体力測定や健康測定などなどの取り組みをしております。

 

近年の健康フェアの参加者の推移につきましては、平成26年度が350人、平成27年度、平成28年度はともに320人、平成29年度が250人でございました。

 

次に、えちぜん健康チャレンジは、誰もが参加できて誰もが自分の健康づくりに主体的に取り組むきっかけとなりまして、健康づくりの意識高揚を通じて、健康格差の縮小につながることを目的に、昨年度から開始をした事業でございます。

 

実施の状況につきましては、ポイントのスタンプを集めて30日間の健康実践を記入する健康チャレンジカードを約1,600枚配布をさせていただきまして、3月1日現在では168人の方がポイントを達成いたしまして、記念品と交換をされました。3月31日の交換締め切り日までには、ポイント達成者が200人を超えるのではないかというところで今見込んでおります。

ポイント達成記念品につきましては、越前町の商品券、または次年度の健診助成金となっておりますが、交換につきましては、おおむね半々となっている状況でございます。

 

今後の課題といたしましては、健康チャレンジカードの大半が健診会場で配布されていること、それから町民への事業の普及方法、商工会、町内事業や店舗との協力体制、ポイントの対象となる健康づくり講座、行事などの拡大があります。

 

次年度に向けて、実施内容を評価、見直ししながら、さらに実施内容を拡充して取り組んでまいりたいと考えているところでございます。

以上でございます。

 

○議長(北島忠幸君)髙田君。

 

○1番(髙田浩樹君)

丁寧なご答弁、ありがとうございました。

健康フェアの参加者なんですけれども、毎年これ減っている状況だと思います。

今年度の健康フェア、回らせていただきました。たくさんの健康チェック、がん予防、救急、歯の健康相談、介護予防や認知症、食生活コーナーや体操コーナーなど一つ一つの企画がとてもよく企画されて、とても充実した内容だと認識しております。

 

これらの活動は、また町民の健康増進にとても有効な取り組みだと考えますし、また、何度も出ますけれども、この第二次越前町総合振興計画の健康づくりの推進における施策の展開で、健康づくりの意識高揚を図るということと全く合致していることだと思いますので、また今後参加者の増えるように、また課題分析していただいて、広報のあり方なども含め検討していただきたいと思います。

 

あと、健康チャレンジについてお話しいただきました。今現在168名で、200名超えるんじゃないかということですけれども、初年度なので、今回の数値が多いか少ないかというのはちょっとわかりづらい面もあるかと思うんですけれども、1つの例ですけれども、昨年10月に議会視察で行きました天童市で、類似の施策でTendoすこやかMy進事業というものがありまして、この平成26年度がここ初年度になるんですけれども、この年で213名、次年度の平成27年度で464名の実績とのことでした。

天童市は人口が6万2,000人で越前町の3倍ですので、割合としては、ポイントのつけ方とか異なるとは思いますので、単純にこの実績と比べることはできないんですけれども、初年度の参加者の割合は越前町のほうがずっと多いのではないかと考えます。

 

ご答弁にありましたように、健康チャレンジ、いろいろ健康診断や健康づくりの実践、健康講座の受講など、また住民の健康増進の取り組みにつながる内容だと思いますし、課題のほうもよく分析されておられたと思いますので、またその課題を解決して、よりまた来年度人数がふえるよう期待しております。

また、これらのことについてご見解があれば、民生理事、お願いします。

 

○議長(北島忠幸君)民生理事。

 

○民生理事(武藤幹雄君)

健康チャレンジにつきましては、住民の方々がみずから気軽に取り組んでいただける健康づくり活動だというふうに考えておりますので、次年度、ことし、去年、初年度でございましたので、いろんな取り組みについての課題等が我々も今整理をさせていただいておりますので、それら課題等を次年度の取り組みに生かして、できるだけ多くの方に参加していただけるような取り組みを進めてまいりたいと思いますので、ご理解をお願い申し上げます。

以上ございます。

 

○議長(北島忠幸君)髙田君。

 

○1番(髙田浩樹君)

健康フェアに関しても何かまた今後のことで、今順調に減っているんですけれども、ご見解のほうよろしくお願いします。

 

○議長(北島忠幸君)民生理事。

 

○民生理事(武藤幹雄君)

健康フェアでございますが、参加人数を申し上げますと、29年は250人ということで対28年に比べますと減っているような状況でございました。これにつきましては、いろんな行事等の日程が重なりまして、なかなか参加しにくいなというお言葉もありました。

それから、平成29年、ちょっと具体的ですけれども、歯のフッ素の塗布、これをちょっとやらなかったんですね。これは、歯のフッ素の塗布というのは、親子で参加できるものなので、この行事がちょっとなかったので、ちょっと親子の参加人数が少なくなったなというような現状の把握はしておりますので、これを踏まえまして、やはり行事の内容をしっかりと検討しながら健康フェアを開催していく必要があるかなというふうに思いますので、そこらをしっかり見直ししながら、開催をしてまいりたいと考えております。

以上でございます。

 

○議長(北島忠幸君)髙田君。

 

○1番(髙田浩樹君)

ありがとうございました。

また、目玉となる企画とかいろいろまた検討していただければと思います。

 

最後に、健康長寿のため予防の取り組みが重要であると考えますが、このことについて町長の所見をお伺いいたします。

 

○議長(北島忠幸君)町長。

 

○町長(内藤俊三君)

髙田議員のご質問に最終的、総括になります、お答えさせていただきます。

健康長寿のため生活習慣病の発症と重症化予防、ロコモ予防の取り組みについて、私の所見を述べさせていただきます。

 

髙田議員ご提案のとおり、健康長寿のためには生活習慣病の発症予防と重症化予防、社会全体で健康を支え、守るための社会環境の整備、ロコモティブシンドロームに関する認知度向上を通じたロコモ予防などの健康を保つための取り組みが大切であると認識しております。

また、これらに加えて、健康寿命を延ばして、住みなれた地域で、自分らしい暮らしを続けることができるようにするため、高齢者の生活支援や介護予防の取り組みも大切であると考えています。

 

町といたしましては、現在行っている健康診断、がん検診、特定健診などに加え、引き続き健康づくりポイント事業、健康づくり出前講座、健康フェアなどに取り組むことにより、健康づくりの事業のさらなる充実を図り、町民の皆様お一人お一人が子供から大人まで切れ目なく自分の健康づくりに主体的に取り組むことができる機会を提供し、町民の皆様の健康づくりを推進してまいりますので、今後ともご理解ご協力を賜りますようお願い申し上げまして、髙田議員の一般質問に対する答弁とさせていただきます。

 

○議長(北島忠幸君)髙田君。

 

○1番(髙田浩樹君)

ご答弁ありがとうございました。

健康長寿のための施策は予防的な要素が多く、効果があらわれにくいばかりか長期的なスパンが必要な取り組みも多いかと思います。

しかし、そのような中でも追うことで有効な取り組みにつながる指標もあるかと考えます。

 

冒頭でも述べましたが、健康は人間の生活や豊かさの基盤であり、健康で長生きは多くの人々の共通の願いであると考えます。

今後も町の健康長寿に関する施策の推進をお願いして、私からの質問を終わります。

ありがとうございました。

 

 

 

出典:平成30年3月 越前町議会定例会 議事録「3月7日_初日_(開会・条例補正予算上程・一般質問)」P28~P41